ベトナムドラゴンファンドは外国投資証券
スポンサードリンク
ベトナムドラゴンファンドは、米ドル建てのバミューダ籍クローズドエンド外国投資証券です。ベトナムは2007年に世界貿易機関に加盟
したことから、投資対象としてますます注目されています。ベトナムでは2000年にハノイとホーチミンに証券取引所が開設されましたが、
まだベトナム企業に直接投資を行うことは難しい状況です。ベトナムドラゴンファンドは、このような状況の中で投資機会を与える商品です。
ベトナムドラゴンファンドリミッテッド社が、株式を発行して投資家から資金を集めます。ファンドの株式は、適格外国有価証券取引所である
アイルランド有価証券取引所に上場しています。ハンド株式の取引所での流動性はあまり高いとはいえないようで、ファンドを長期投資として
考える投資家が多いようです。株式ですからキャピタルゲインによる収益の可能性はあります。
ベトナムドラゴンファンドの運用は、イギリスの
ドラゴンキャピタルマネジメントリミテッド社と運用契約しています。ファンドの資金はベトナムの上場株式や上場予定株式・ベトナム債券
に投資運用されるほか、ベトナムに進出している外国籍企業にも投資されています。
ファンドの運用収益は、純収益の75%が半期ごとに
出資者に配当されます。投資の売却による利益は、手数料などの費用を除いて再投資されるようです。ベトナムドラゴンファンドに出資する
場合は、1株あたり手数料込み10.5ドルで1000株単位での出資で、外国証券取引口座の開設が必要になります。今後の経済成長が見込まれるベトナムへの投資、検討
されてみてはいかがでしょうか。
ベトナムドラゴンファンドのリスク
ベトナムドラゴンファンドにはリスクもあります。クローズドエンド型ファンド株式の時価は、ファンドの総純資産を正確に反映されず、
ディスカウントされることがあります。これにより元本割れのリスクをともないます。ベトナムドラゴンファンドは外国に対する投資ですから、
ベトナムの経済政策や金利政策にも左右されますし、国際的な為替相場の中での変動リスクもともないます。
日本国内への投資であれば、
投資した企業の収益や見通しなどで投資証券の市場リスクを回避できるといえますが、ベトナムドラゴンファンドなどの海外投資では純粋
な企業の価値だけでなく、さまざまな外的な要因が投資リスクになりうるといえるでしょう。証券会社の目論見書などで十分に内容を確認
する必要があります。ですが、ベトナムなどの新興経済国はまだ物価や為替も安いので、投資対象としては魅力があることは間違いありませんね。